島根県出雲市の須佐クリニック副院長の須佐葉子です。
脳神経内科・頭痛外来を担当しています。
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季節の変わり目。
不安定な天気に、体の調子が影響を受けやすい時期。
頭痛持ちさんも、例外ではありません。

片頭痛の患者さん。
「冬は調子良かったけど、春先になって頭痛の回数が増えてしまった」
「急に暖かくなったり冷え込んだりすると、頭が痛くなる」
「天気が悪くなりそうな時は、また頭痛が起こるな、とわかります」

気温と気圧。
この二つの変化を、体は敏感に感じ取ります。
頭痛持ちさんは、そのセンサーが鋭い方が多いです。
頭痛の有無で、天気予報ができてしまう人もいるくらい。

まずは、温度変化。
寒い日から、急に暖かい日になると、片頭痛が起きやすい人が多いです。
寒い屋外から、暖かい部屋に入るような場合も。
もちろん、暑い所から寒くなる方が苦手な、逆のパターンの方もいます。
ポイントは、温度差。
寒暖の差が大きいと、片頭痛を起こしやすくなるのです。

それから、気圧変化。
低気圧が近づいてくると、気圧がぐんと下がります。
この急な気圧低下をきっかけに、片頭痛が起こることが多いです。
天候不順な時期は、この気圧の変動によって頭痛の回数も増えがちです。
春の長雨、梅雨時、秋の台風時期は、3大頭痛悪化シーズンです。

頭痛外来では、こういった天候変化に弱いタイプの方に、適切な生活指導を行い、タイプに合った治療を行っていきます。
季節の変わり目に頭痛が増えてお困りの方は、苦手な季節が来る前に、早めに一度ご相談ください。